入学や就職、転勤等で一人暮らしを始めた場合に、困ってしまうのが身に覚えがない人が家に訪問していることです。
例えば新聞、ネット回線、宗教、などの営業関係者等。
性格が優しすぎる人は、こういう人達に対しても、几帳面に応対してしまいますが。
しかし誠実に対応する結果、損をすることもあるので、賢明であると言えません。
というのも、訪問する人はわざわざ足を運んで、物を売り込んできているわけです。
しかも大抵押しが強く威圧的です。
そして、訪問販売で高額の商品を購入してしまったり、相手の威圧的な言動で不愉快な思いをしてしまったりします。
個人的にはこちらが誠実に対応して、良いことよりも悪いことの方が多いように思います。
ですから、私は営業関係者とはできるわだけ関わらないのが賢明だと思い、居留守を良くしています。
ただ居留守については、抵抗感がある方もいらっしゃると思います。
そこで今回の記事では、居留守がOKな理由と、居留守する際の注意事項について解説します。
居留守は犯罪ではない
居留守に対して抵抗感がある人が少なくない理由としては、イメージの悪さがあると思います。
居留守と言うと、借金返済や捜査から逃れるために家に隠れている感じに似ていて、かっこ悪いというイメージを持つ人もいます。
確かに借金返済や捜査から逃げる目的で隠れることは、隠れる以前に、借金など法的なトラブルを抱えていることなので、それは問題だと思います。
ただ営業目的の業者さんと関わらない事は、すなわち無視をすることに過ぎないので、何も問題はありません。
ここが借金問題や犯罪捜査の場合のように誰かに迷惑を掛けている場合と、たんに無視しているだけの場合と違うところです。
そもそも日本国憲法では、住居の不可侵(第35条)が定められていて、裁判所が発行する令状なくして、警察は家に入ることは出来ません。
また刑事法的には、他人の家に勝手に入ることは住居侵入の罪になります。
そして仕事以外のプライベートで、基本的に誰と付き合うかどうかなんて、本人の自由です。
ですから居留守自体は悪いことでもないし、犯罪でも無いということです。
もっと更に言うと、もしも居留守が犯罪であるならば、居留守が犯罪であると法で定めないと行けません。
何故かと言うと、すべての犯罪は法律で定めないといけないからです。
これを罪刑法定主義といいます。
以上から、居留守は犯罪ではありません。
居留守と罪悪感
居留守は犯罪ではないとしても、罪悪感があるという人もいらっしゃると思います。
ここで重要な視点は、付き合うべき人とそうではない人です。
付き合うべき人で、結構重要なのは宅配業者です。
ネット通販が当たり前になった今日、宅配業者の存在は、もはや生活のインフラと言っても過言ではありません。
しかしここ一、二年は宅配業者の仕事が増えたため、宅配の仕事をしている方の労働環境が悪化した結果、送料がどんどん値上げしています。
ところで宅配業者の仕事が増えた原因の大きな理由として、ネット通販利用の増大の他に、再配達が増えている事も理由になっています。
そしてこの再配達が増えている原因として、居留守も大きな理由になっているのです。
ですから、居留守は正しいとしても、宅配業者には居留守としては、いけないのです。
私は、暑い日も寒い日も笑顔で荷物を届ける宅配業者には、頭が下がる思いです。
他方、欲しくもない商品を売りつけるために家に訪問をする業者とは、付き合いたいとは思いません。
あなたもそうじゃないですか?
ですから、居留守に罪悪感を感じるとすれば、それは宅配業者を無視をするのでは無いのか?という無意識な恐怖のゆえ、なのです。
そこであなたに必要な決意と認識は、宅配業者を大事にしようというマインドです。
あなたが宅配業者に再配達をさせないために、あなたが何が出来るか?を考えてみることです。
このように付き合うべき人とそうではない人を分けて、付き合うべき人のことを考えてみるという事、それをやってみて初めて、居留守の罪悪感もなくなると思います。
居留守 一人暮らしの女性について
ただそうは言っても、女性の一人暮らしは、さらに心配の種があります。
都会では、若い女性はどこに言っても声をかけられる、そんな時期があります。
またテレビやマスコミのニュースを見ていても、ストーカー事件という言葉も耳にします。
女性の時代と言われますが、決して安心ができる時代ではありません。
ですから現在は女性限定サービスが次々と登場しています。
宅配のサービスでは数年前、佐川女子と言う言葉が流行りました。
これは佐川急便の宅配員の女性の比率を上げて、女性が安心して荷物を受け取れる環境を整えると同時に、女性の社会参加の意味もあります。
一人暮らしで働く女性にとっては、心強いニュースとサービスですね(^^)。
今日では、男女共同参画という事で、女性も男性並に頑張ろうという女性も少なくありません。
ただ、頑張ろうとする風潮自体は素晴らしいと思いますが、かえって自分の弱みをさらけ出すのが難しくなってはいないか?
そこは、ちょっと心配になります。
やはり女性は、女性の特徴があり、男性と違いますから、1人であまり頑張りすぎるのはどうかなあと思います。
話が、居留守から女性の社会進出へと少し脱線しました(汗)。
話を元に戻すと、女性は居留守はどんどんやっておけーと言うことになります。
そして女性は男性よりも比較的お喋りが得意です。
近所の人を見極めて、同性の知り合いを多く作っておくのが吉だと思います。
それが何よりも防犯対策になると思います。