
愛知県、随一の紅葉の名所として親しまれている香嵐渓(こうらんけい)。
その紅葉の美しさから、香嵐渓には県外からも観光客が訪れます。
しかし、その人気の故に毎年、混雑と渋滞もかなり酷いという言われています。
そこで今回の記事では、香嵐渓の紅葉を楽しむに当たっての混雑を回避する方法を提案します。
香嵐渓の紅葉の渋滞情報
一言で言うと需要(観光客のニーズ)に対して、供給(観光客へのサービスの提供)が圧倒的に足りていないのが現状です。
香嵐渓は、季節のイベントの時期だけに、一時的に人が集中する場所です。
観光地として、もともとサービスが充実しているわけでは無いことを前もって認識する事が大事だと思います。
道路の混雑
香嵐渓へのアクセスは限られていて、豊田市の国道153号線を利用する以外にありません。
従って、香嵐渓に来る人のほとんどがこの国道を利用をするために、混雑をするわけです。
国道153号線以外にも、香嵐渓への道路は無いわけでは無いのですが、山道や国道以外の狭い道です。
地元の方以外でしたら、わかりづらいため、お勧めが出来ません。
駐車場の混雑
駐車場は紅葉期間中、臨時の駐車場がいくつも設けられますが、観光客が一気に大量に来ます。
その為に、自家用車や観光バスが朝早く到着し、ほぼ午前9時前に満席になります。
それに加えて、前日から宿泊しているお客さんもいます。
御食事処の混雑
駐車場自体が足りなくなることから、御食事処のスポットが混雑するのも必然的です。
御食事処に並んで待つのは、何時まで待つかは分かりません。
弁当を持っていく事をお勧めします。
香嵐渓の紅葉の見ごろと私見
香嵐渓の紅葉の見ごろについては一般的に、例年、11月中旬から11月下旬。
見ごろのピークは11月の下旬と言われています。
見頃のピークが11月下旬という事は、この時期に特に混雑をするということになります。
しかしここ数年は暖冬の影響により、紅葉の見頃は12月上旬にずれ込んで来ているという声もあります。
つまり、紅葉の見頃の時期の穴場は12月上旬というのは、十分に可能性があるということです。
香嵐渓の紅葉の見ごろが、11月中旬から下旬というのは、香嵐渓もみじまつりというイベントの開催期間に合わせて、アナウンスされているという事情も考えられます。
(香嵐渓もみじまつりの開催期間は、11月1日~30日)
実際、香嵐渓もみじまつりでは、様々な催し物が開催されています。
また、開催期間中は、ライトアップも点灯しており、見事です。
しかし、紅葉だけを純粋に楽しみたいという目的があり、12月中でも暖冬の影響等により、紅葉がまだ見頃という事でしたら、12月上旬に行ってみるというのも、十分にありだと思います。
12月になると、香嵐渓もみじまつりが終わったという事で、道路の混雑も解消されます。
香嵐渓の紅葉へのアクセス
車で行く方法と、バスで行く方法、バスツアーで行く方法があります。
車で行く方法
自家用車で行けば、行き帰りが自由ですから、夜のライトアップも十分に楽しむことが出来ます。
バスのように、時間に縛られないというのが最大の魅力です。
しかし、行き帰りで鬼のような混雑を覚悟する必要があります。
それを回避するためには、まず香嵐渓への到着は、朝8時までに着くように、早朝に出発することをお勧めします。
そうすれば、到着への混雑の心配はあまりないと思います。
次に帰りですが、紅葉を見終わったら、午前中にさっさと帰るのでしたら、混雑はそれほどでもないかもしれません。
しかし、それではせっかく来たのに、満足しないと思います。
出来れば、長く色々と見てまわりたいという事になると思います。
そうすると、帰りは国道の渋滞を覚悟するしかないと思います。
バスで行く方法
私は紅葉を楽しむのでしたら、バスで行く方を選びます。
バスは確かに、香嵐渓の滞在時間がバスの運行時間に縛られます。
しかし、自分で運転したり、駐車場を探しで苦労するという問題からは開放されます。
実際に、香嵐渓の混雑ぶりを考えますと、バスの利用は紅葉を楽しむ上で一つの手段です。
必要以上に余計な消耗をしなくて済むからです。
紅葉祭りの期間中は、バス便も増発されます。
東岡崎駅と豊田市から名鉄バスがありますし、紅葉祭り期間中は、八草駅から香嵐渓までオーワバスでの直行便があります。
バスツアーを利用する方法
紅葉をめいいっぱいたのしむのでしたら、私はバスツアーを利用するのが一番かなあと思います。
確かに、バスツアーは相応の料金がかかります。
しかし紅葉の名所を楽しむに行く以上は、紅葉を楽しむことに専念をする。
それを考えた場合、バスツアーの利用には意義があります。
バス会社ですから、ツアーのプロですから、渋滞、混雑の処理には慣れています。
紅葉の見所バスガイドが案内をしてくれます。
観光客は余計なことを考える必要がありません。
そんなことは、観光のプロに任せておけばいいという気持ちで、ポーンとお金を支払う。
私なら、それを考えます。
香嵐渓に向かう国道153線のことを考えただけで、私は行く気が萎えます。
実際、そうやって諦める人も多く、毎年別の観光地に行っては、紅葉を眺めていると思います。
しかし、香嵐渓の紅葉の素晴らしさは日本一という人もいます。
ですから、自分の力では無理そうだというのでしたら、バスツアーに参加することをお勧めします。