現代は就職以後も、生涯学び続ける必要のある時代です。
仕事をしながらの場合、短い時間でも効率よく学習する必要があります。
そして最終的に学習した内容を理解し、定着させるためには、暗記作業が必要になります。
そこでこの記事では、効率よく着実に暗記するための方法を紹介します。
暗記の方法 鉄板の 10WAY
環境の構築
暗記をするために、集中しやすい環境を作ることから始めましょう。
場所を変える
まずは場所です。
自分の家の中よりも、図書館の無料の学習コーナーや有料の学習室が自分に合う人もいると思います。
特長としては、同じく勉強をしている人の姿から刺激を受けることです。
家で自分一人ですと、どうしてもサボりがちという方は、思い切って場所を変えてみることも一つの方法です。
ホワイトノイズの音源を利用する
ホワイトノイズの音楽とは、川のせせらぎや雨音、海岸の音、キャンプファイヤーの音など単調な音が連続して流れる音源です。
その音を聞くことで自然と心が落ち着くこ効果があるのと、イヤホンで聞くことで遮音の効果もあります。
ホワイトノイズは、
・集中が出来ない状態から集中をしたい
・騒音に邪魔されずに暗記をしたい
という方にお勧めです。
睡眠をしっかり取る
睡眠不足の状態ですと、いくら気力で頑張っても暗記作業は効率がよくありません。
睡眠をしっかりとり、規則正しい生活をして、暗記作業に臨みましょう。
マルチタスクの禁止
暗記作業では、暗記事項を決めて、一つずつ集中して、暗記していくというシングルタスクが求められます。
この時、注意が必要なのは、スマートフォンやタブレットなど、手で気軽に持ち運べるモバイル端末です。
スマホは、プライベートから仕事まで様々に使用ができる便利なアイテムですが、同時に集中力を削ぐ原因になります。
私達はふだんなにげにメールチェックや、ソーシャルメディアのフィードをチェックする事で時間を浪費してしまいますが、それだけではありません。
個人が複数のタスクを行い、それを移動(=気持ちの切り替え)をする際にも余計な時間がかかってしまいます。
特徴づけて覚える
人間は誰でも、特徴がある人には印象に残るものです。
例えば、私達が次のような人に出会ったとします。
・平均よりも身長がとても高い人、低い人
・手足が長い人
・髪型やメイクが特徴的な人
・有名人や芸能人に外見や声が似ている人
・スポーツや文芸で、全国レベルの記録を持っている人
その場合私達は、
「先日、Aさんという人がいたが、Aさんは〇〇という特徴があったなぁ」
という形で印象に残るものです。
逆に平均的、平凡な特徴しか分からない人は、印象にはなかなか残らないものです。
この事は、学習内容の理解や暗記作業にも当てはまります。
暗記内容を覚えるときにも、それがどんな特徴があるのか?
特徴を探ってみて、印象づけて理解することで、記憶に残りやすくなります。
例えば、英単語の場合、
・その英単語の語源を組み合わせて理解する。
・類義語をあわせて理解する
・反対語もあわせて理解する
という様々な特徴を探す切り口があります。
その他にも、高校大学受験では、一見無意味な数字や文字列の羅列を、”ゴロ合わせ”で理解する暗記法もあります。
ゴロ合わせのよる暗記法は、歴史も長く各科目の項目ごとに、出揃っていますので、受験勉強の暗記の際には、是非利用したいものです。
少しの運動
暗記の前に、15分ぐらいの運動をして体を動かしてみましょう。
運動することで、呼吸が活発になり、脳の働きも活性化します。
その結果、学習理解と暗記の能率が上がると言われています。
反復する
暗記がしっかりできる人は記憶が定着するまで何度も暗記を繰り替えします。
これに対し、暗記が下手な人は暗記作業の回数が少ない人です。
人は普通に生活していると、たくさんの情報が頭の中に入ってきます。
その中には面白い情報やショッキングな情報もありますが、それでも殆どは
しばらく時間が経過すると忘れてしまうものです。
それは人間の脳は、ふつう短期記憶の情報として認識して処理しているからです。
人間の脳には長期記憶と短期記憶の2種類があります。
長期的に脳内に情報として、残りいつでも引き出しができるようになるためには、意識的に覚えようという気持ちと暗記作業が必要になります。
特に暗記内容が意味のないような文字列などの場合は特にそうです。
このような場合は、とにかく反復して覚える努力が必要になります。
五感を利用する
暗記をする際、目でみるだけよりも、口に出して耳で聞いてみる方が、五感を刺激するので、記憶に残りやすくなります。
語学の場合は、特に新しい単語を覚える際は、手でアルファベットや単語書いてみるという原始的な方法は、現在でも記憶の定着にとても効果的な方法です。
語学に限らず、本当に覚えたいという事柄については、書き留めるという作業は効果があります。
覚えるべき事柄を書いて列挙すること、そしてそれを再読する行動は、受動的な学習ではないために、記憶する能力が向上すると言われています。
ボイスレコーダーを利用する
現在では、音楽プレーヤー、スマホでボイスレコーダーを利用することが出来ます。
ボイスレコーダーは、暗記作業を通じた記憶の定着という意味で、かなり効果的です。
まずボイスレコーダーに暗記内容を吹き込みます。
次に、吹き込んだを音声空き時間がある時に何度も聞きましょう。
反復作業により、記憶が定着しやすくなります。
音楽プレーヤー、スマホは、いつでもどこでも寝転んでも利用ができるという特長があります。
また倍速再生もできるのも便利。
時間を大幅に短縮することが出来ます。
最初は、吹き込んだ自分の声が気になるという方もいるかと思います。
しかし倍速再生で聞いてみると、自分の声を聞いているという違和感はそれほど感じなくなるものです。
人に教えるつもりで説明してみる
自分学習した内容を本当に理解できている時は、すらすらと他人に説明をすることが出来ます。
説明を聞いてくれる他人がいなくても、他人がいる状況を仮定して1人で口に出して説明をしてみましょう。
自分では暗記した、理解したと思っても、学習した内容を口に出して説明が出来ないということはありませんか?
その場合は、まだまだ理解不足の状態ということになります。