
幸せな人生を歩む上で、ストレスを上手く処理できるかどうかは重要な問題です。
ストレスに弱い人と強い人がいます。
当然、ストレスに強い人が生きやすいのは確く、ストレスの対処が下手だと人生を無意味に消耗していると言えます。
ストレスに弱い人が強くなるためには、ストレスに強くなるコツを学ぶ必要があります。
この記事では、ストレスに弱い人の特徴、ストレスに強くなる方法を紹介していきます。
ストレスに弱い人の特徴や共通点
ストレスに弱い人の思考や特徴、対処
ストレスに弱い人には次の特徴や共通点があります。
・完璧主義で、几帳面
・取り越し苦労の傾向
・自分に厳しすぎる、自責の傾向
・真剣であるが、同時に深刻に考える傾向
何事にも真面目に取り組むことは、大切なことです。
しかしいつも力んでいているひとは、疲れやすいために、一見たくましいですが心がもろい人です。
柔道の世界でも、柔よく剛を制すという言葉があります。
柔軟なフットワークで機転がきく人の方が、公私共にハッピーに生きられると思います。
さらに則天去私、人事を尽くして天命を待つという言葉もあります。
どんなに努力して、頑張っても自分の願いが達成できるわけではありません。
変えられるのはあくまでも自分のみ。
他人の意見や考えは変えようがありません。
自分ができる最善を尽くした後は、必要以上に考えないこと。
それがストレスに強くなるコツの一つになります。
クールダウンして自分の感情を見つめてみる
強いストレスを感じて辛くなった時は、パニックにならずにクールダウンして冷静になりましょう。
まずは、クールダウンして心を落ち着かせましょう。
次に自分自身を第三者(他人)の視点で、眺めてみるイメージをしてみましょう。
これは客観視して、ゆっくりと自分の感情や思考と向き合える効果があります。
そうすることで、ストレスによる疲れや怒りの感情は減退します。
次に自分が心の中で言葉にしたことを記憶して、メモして生きます。
他人に話すのは、恥ずかしいと思う内容の感情でも記録していきます。
ここで自分の正直な感情を抑圧すると、いつまでもモヤモヤしてイライラするものです。
ストレスに弱い人ほど、自分ひとりで心の奥底で、抱え込む傾向があります。
メモをみて、自分は何ができるかを考えてみる
強いストレスを感じている時点では、冷静に考えることが難しく、焦った対応をして後悔するこも少なくありません。
そこで強いストレスを感じた時は、時間を空けて、メモした事項を読んでみて、当時の状況を思い出します。
そして次の事項(8つのワーク)を考えてみて、自分が何ができるかを考えてみましょう。
8つのワーク
- 私がストレスを感じている対象は何か
- ストレスは私にどんな影響を与えているか
- 私はこの状況で、他にどんな他の行動の選択肢があるのか
- 私がストレスの問題解決をするにあたり、障害、妨害となるものはなにか
- 自分一人で解決することは適切な問題か?それとも他人の助けは必要か
- 他人の助けを必要とする場合、どんな内容の助けやサポートが必要か
- いつ、誰から助けを求めるのか
- 助けてもらった人にどんな感謝の気持ちや返礼をするか
友人や同僚に愚痴を話す
大抵の人は強いストレスを感じた時、友人や同僚に話して、精神的に楽になっています。
これに対しストレスに弱い人ほど、自分のつらい感情を1人で抱え込む傾向があります。
またストレスに弱い人は自分の弱い所を見せるのは、恥ずかしいと思う傾向があります。
しかし他の人達は自分の弱さをさらけ出して、愚痴を言い合っています。
どうしてあなただけ1人が抱え込もうとするのでしょうか?
人に頼らずに黙っていることは良いことでしょうか?
いいえ、その認識は間違いです。
ストレスを感じた時は、できるだけ友人や同僚等自分の周囲の人に話してみる努力をしましょう。
話すと楽になれますし、アドバイスももらうことも出来ます。
何事も自分ひとりだけで解決しようという考えは、不器用な生き方です。
今すぐ捨てることをお勧めします。
自分とストレスを分離するという自覚を持つ
ストレスに弱い人は、自己評価も低い傾向にあります
ついつい自分はダメな人だと自分にレッテルを貼る傾向があります。
これはストレスに弱い人は、自分自身とストレスの原因との分離ができていないことを本人が自覚していないことに起因しています。
しかし先に説明した8つのワークを実践すれば、低い自己評価は自分の意識から無くなり、ストレスへどういう対処ができるか?
という事のみを考えるようになります。
ストレスは学習の機会と捉える
ストレスに強い人は、ストレスの状況下でも、ストレスという心理的負荷は自分を成長させる機会(チャンス)と考えるプラス思考の傾向があります。
また、ストレスに強い人は未来志向です。
現在のストレスに打ち勝ち、今よりも成長ができる自分の姿を目標にして、ストレスに臨みます。
ストレス自体は、必ずしも悪いものではありません。
人は生きている限り、常にストレスに遭遇します。
脅威か、それとも成長の機会なのか。
それをどう捉えるかでも、人生の成長のスピードは違うと思います。